自家製の梅酒を作って飲んでみたら、ピリピリとした経験はありませんか?
梅酒は梅の香りとまろやかな甘味が特徴的なのに、ピリピリするのはなんだか不自然に感じてしまいますね。
ピリピリする梅酒をそのまま飲んでも大丈夫なのだろうかと、つい不安になってしまうかもしれません。
もしも梅のアレルギー反応だとしたら、体に異変が起きないかとも心配になります。
梅酒を飲んでピリピリとする原因について知ることで、飲んでも大丈夫なのか、それとも飲まないようにするべきか判断することが可能です。
そこで今回は、
- 梅酒を飲んだらピリピリする原因は?
- 梅酒が腐るとどうなる?
- 梅酒の保存期間や正しい保存方法を紹介
について解説します。
梅酒を飲んでピリピリするのには、ちゃんとした理由があります。
梅酒の保存期間や保存方法についても知ることで、安全に梅酒を保管できるでしょう。
自家製の梅酒を作るときに参考になるように、作り方だけでなく保存についても詳しくなれるための情報をまとめています。
梅酒を飲んだらピリピリする原因は?
梅酒を飲んでピリピリとするときは、梅酒が痛んでいる可能性が高いです。
梅酒を保管している容器に雑菌が繁殖していたり、梅が長期間入れっぱなしにしたりしていると、痛んでしまうことで強い酸味やえぐみを出してしまいます。
雑菌は、容器がもともと汚れていたり、梅酒を作る際に拭き残した水分が残っていたりすることで繁殖しやすくなります。
梅酒を作る際には、容器はしっかりと洗い、水分を残さないようにしっかりと拭き取ることが肝心です。
もし痛んだ梅酒を飲んでしまうと食中毒などにより体調不良を引き起こしてしまう可能性があるので、ピリピリとする場合には飲むのを辞めた方が良いでしょう。
ただし例外もあります。
もし梅酒にアクセントとして唐辛子を入れている場合には、唐辛子の成分によるピリピリとした辛みである可能性があります。
唐辛子の辛さであれば問題はありませんが、入れていない場合には何かおかしいと判断して差し支えありません。
梅酒が腐るとどうなる?
腐った梅酒は見た目でも判断することができます。
梅酒の中にカビが生えていたり、どろっと濁ったようになっていれば、腐っていると判断して良いでしょう。
もしカビが生えている場合には、その梅酒全体にカビが広がっていると判断して間違いありません。
カビだけを取り除いたとしてもすでに手遅れですので、諦めて処分した方が賢明です。
また匂いでも判断が可能です。
蓋を開けてみて、強烈な酸っぱい匂いがしたり、ツンとくるような匂いがあったりした場合には、腐っている可能性が高いでしょう。
梅酒の保存期間や正しい保存方法を紹介
通常、梅酒には消費期限というものがありません。
焼酎やワインなどと同様にアルコール度数が高いため、梅酒自体にもある程度の殺菌作用はあります。
しかしもともと雑菌が繁殖しやすい環境であったり、容器が汚れたままで雑菌が残っていたりすると、梅酒自体の殺菌作用でも追いつかないこともあるでしょう。
綺麗な容器に入れて保管されている梅酒であれば、数年経っても品質は変わらずに飲むことが可能です。
さらには、長く寝かせることで味がもっと良くなることも期待できます。
ですが、これは専用の容器に入れて冷蔵庫などの冷暗所で保管をしている場合に限ります。
室内で日が当たったり室温が上がったりすると、痛みやすくなるので注意が必要です。
市販の梅酒だと紙パックに入っていることもありますが、紙パックは容器自体が酸素を透過してしまうので、一度開封してしまうと消費までの期限が出ることもあります。
紙パックの梅酒の場合だと、一度開封した状態での消費期限は6〜10ヶ月ほどであることが多いようです。
もし長く保管したい場合には、別の容器に移し替えて冷蔵庫などで保管すると良いでしょう。
まとめ
梅酒を飲んでピリピリとする原因は、梅酒が痛んでいる可能性が高いです。
梅酒を入れている容器に雑菌が繁殖していたり、保存環境が良くなかった場合には、梅酒が痛んでしまいます。
痛んだ梅酒はカビが生えていたり、濁っていたり、匂いが変わっていたりなどします。
もし傷んだ梅酒を飲んでしまうと、食中毒など体にとって悪影響が出る恐れもあるため、注意が必要です。
梅酒を腐らせないようにするには、綺麗で余分な水分も残っていない容器を使用すると良いでしょう。
保管場所も、日が当たったり高温になる場所は避け、冷蔵庫などの冷暗所などで保管すると良いです。
適した場所で保管されている梅酒は、消費期限がありません。
寝かせることで味に深みが出ることもあるので、適した環境下で美味しい梅酒作りに励んでみてくださいね。
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