梅干しが苦い原因は?食べても大丈夫?腐るとどうなるのか解説

梅干しが苦い原因は?食べても大丈夫?腐るとどうなるのか解説

梅干しを食べたときに苦味を感じたことはありませんか。

酸っぱいならわかるけれど、苦く感じてしまうとそのまま食べても大丈夫か不安になりますよね。

実は梅干しが苦くなるのには、しっかりとした理由があります。

理由さえわかれば、苦味の原因と体への影響も理解することができ、対策をすることで安心して梅干しを食べることが可能です。

梅干しが腐ったときにどうなるのか、そして梅干しの消費期限も気になるところですね。

そこでこの記事では、

  • 梅干しが苦い!食べても大丈夫?
  • 梅干しは腐るとどうなる?
  • 梅干しの消費期限はどれぐらい?

について解説します。

梅干しを食べて苦く感じてしまった方や、梅干しの消費期限が気になる方に参考になる情報をまとめています。

梅干しを安全に食べるために、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

梅干しが苦い!食べても大丈夫?

梅干しが苦くなる原因は、以下のことが考えられます。

  • 若い青梅を使っている
  • アク抜きが不十分
  • もともと苦味のある梅である
  • 梅酢が苦い

まだ熟していない青梅には、アミダグリンという毒性が含まれています。

体内に入ると青酸となり、すぐに体調の変化が現れるわけではありませんが、青梅を生のまま大量に食べるのは体にとって良くないとされています。

通常熟す過程や調理の過程でアミダグリンは減少するので、しっかりと熟した梅を使用したり干したりすれば心配はいりません。

ですが若い青梅だったり干すのがたらなかったりすると、アミダグリンが残ってしまい苦味として感じてしまいます。

アク抜きが足らない場合も同様に苦味として現れます。

アクは水に浸けておいたり熱湯をかけることで減らせるので、梅干しを作るときにはアク抜きもしっかりと行ってください。

干すことでもアクは抜けてくれます。

熟した梅を使用し、しっかりとアク抜きと干す作業を行った場合でも苦味を感じるときは、もともとが苦味のある梅であることが考えられます。

この場合は品種や個体によっての差なので、調理の過程では取り除くことが難しいです。

梅干しを作るときに梅を漬ける梅酢が苦いことも、原因として考えられます。

梅酢を少し飲んでみて苦味があれば、梅ではなく梅酢の苦味を取り除くことが必要です。

梅酢の苦味は煮沸することで取り除くことができます。煮立たせてアクが出れば丁寧に取り除き、梅酢の苦味をなくしてください。

梅干しは腐るとどうなる?

梅干しはもともとは保存食ですが、保存状態によっては早いうちから腐ってしまいます。

腐った梅干しを食べると、嘔吐や腹痛などを引き起こすほか、体の痺れなども出てしまいます。

これらは梅干しによる食中毒の症状のため、注意が必要です。

梅干しが腐っているかどうかは、見た目や匂いで判断することができます。

腐っている梅干しは、表面にカビが生えていたり白いドロドロとした滑りがあったりします。

さらには色も黒っぽくなったり茶色っぽくなったりしています。新品の頃よりも外見や色味が大きく変わっていれば、腐っていると判断して良いでしょう。

腐ると匂いも変化します。

酸っぱい匂いが通常よりも強くなっていたり、発酵したような匂いがあれば、腐っている可能性が高いです。

腐る原因の多くが細菌の繁殖によるものです。

容器や箸が十分にきれいにされていないままだと、細菌が付着し繁殖してしまいます。

梅干しを保存したり取り出したりする際には、使用する道具にも注意を払ってください。

梅干しの消費期限はどれぐらい?

梅干しの消費期限は、市販のものと自作のものとで変わってきます。

市販のものであれば、おおよそ半年間のものが多いです。しかし商品によっては3ヶ月のものや、短い場合だと1ヶ月以内や長い場合だと1年間など様々です。

消費期限は未開封の場合ですので、開封後は表記された消費期限と実際の品質は異なってきます。

購入の際には消費期限をよく確認し、開封後にはなるべく早く食べるようにしてください。

自作の梅干しであれば、消費期限は塩分濃度によって変わってきます。

梅干しの消費期限は塩分濃度で変わり、塩分が少ないほど短く、塩分が多いほど長くなります。

塩と梅のみで作られた昔ながらの梅干しであれば、冷暗所で保存しておけば1年以上置いておくことも可能です。

自作の場合は消費期限を計算することはほぼ不可能に近いので、長期間安全に置いておきたい場合には塩分を多くして作るようにすると良いでしょう。

自作の梅干しが腐っていないかどうかの判断は、前項を参考にして見た目や匂いから判断するようにしてください。

まとめ

梅干しが苦くなる原因は、

  • 若い青梅を使っている
  • アク抜きが不十分
  • もともと苦味のある梅である
  • 梅酢が苦い

ということが考えられます。

梅干しを作る際には、梅選びの方法や正しい調理法を確認してみてください。

梅干しは腐ると見た目や匂いに変化が出ます。

見た目や色が変わっていたり、発酵した匂いがあれば、腐っていると判断して良さそうです。

市販のものであれば消費期限が明記されていますが、自作のものであれば消費期限は塩分濃度によって変わってきます。

腐った梅干しを食べてしまうと嘔吐や体の痺れなど様々な症状が引き起こされる可能性があるため、安心して食べることができる梅干しを食べるようにしてください。

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