お母さんにとって、妊娠期間中は食べ物にも注意が必要です。
大人の体であれば問題がないものでも、お腹の中の胎児に悪影響が出てしまうことがあると心配になってしまいますね。
梅にも毒素が含まれているという話もあり、妊娠中は梅ジャム梅を食べるのは危険なのではないかと思ってしまう方もいるようです。
知らないままついうっかりと梅ジャムを食べてしまい、お腹の胎児に影響が出ないか心配になっている方もいるかもしれません。
この記事では、
- 梅ジャムは妊娠中に食べても問題ない?
- 妊娠中に他の梅関連の食べ物は食べれるものはある?
- 妊婦が食べれるジャムのおすすめ商品を紹介
について解説します。
妊娠中に食べても大丈夫な梅関連の食べ物についても解説しています。
おすすめの梅ジャムについてもまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
梅ジャムは妊娠中に食べても問題ない?
結論からいうと、妊娠中に梅ジャムを食べても問題はありません。
そもそも梅に毒素があるといわれている理由は、熟す前の若い青梅がアミグダリンという成分を含んでいるからです。
アミグダリンは、人体の中に入ると分解され、シアン化合物を発生させます。シアン化合物とは、いわゆる青酸です。
青酸は、血中で酸素よりも強く赤血球と結合します。そうすると本来は血液によって体内に運ばれるはずだった酸素が運ばれず、めまいを引き起こしたり呼吸困難になったり、最悪の場合は命にも関わります。
しかし、調理された青梅に含まれるアミグダリンは、摂取したとしても人体で分解され排出されます。
大人であれば、個人差はありますが一度に100個ほど食べないと影響は出にくいといわれています。青梅を少量食べたとしても胎児にすぐに影響が出るわけではありませんので安心してください。
ただし、木になっている状態の若い生の青梅には注意してください。生の青梅に含まれるアミグダリンは、調理されたものの10〜20倍もあり、少量でも影響が出やすいです。
では梅ジャムもたくさん食べると危ないのかというと、違います。
アミグダリンは、調理の過程でさらに減っています。
梅ジャムはもちろん、他の梅を使った料理になるころには、仮に一度にたくさん食べたとしてもアミグダリンを人体に影響が出るほど摂取してしまう心配はありません。
ですので、妊娠期間中も安心して梅ジャムを食べて大丈夫です。
ただひとつ注意が必要なのは、塩分の過剰摂取です。
梅ジャムに限らず、梅の食品は比較的塩分が高めになっています。全体的な栄養バランスには気を配り、塩分の過剰摂取にならないようにしてください。
妊娠中に他の梅関連の食べ物は食べれるものはある?
梅ジャム以外の梅関連の食べ物でも、安心して食べて大丈夫です。
梅干し・練り梅・梅昆布・梅煮など、加工してある梅であればどれでも食べることができます。
さらには梅にはクエン酸が多く含まれています。クエン酸は疲労回復に作用がある成分として有名です。
梅にはオレアノール酸も含まれています。オレアノール酸は、糖分の吸収を遅らせる効果があります。
妊娠中は糖代謝に影響が出やすく、食後に高血糖になりやすくなっています。オレアノール酸を摂取することで、血糖値の急激な上昇を抑える効果も期待できます。
塩分には注意が必要なので食べ過ぎもよくないですが、さまざまな梅関連の食べ物は妊娠中の女性の体にとって良い効果があります。
妊婦が食べれるジャムのおすすめ商品を紹介
妊婦さんにおすすめの梅ジャム商品をご紹介します。
・タカミ製菓 梅ジャム 13g×40袋
小分けになった梅ジャムです。ちょっとしたおやつにも良いですし、パンに塗ったりしても良さそうです。軽く食べたい方にいかがでしょうか。
・An.d 梅ジャム「しらかが」「おりひめ」2種セット
無添加の梅ジャムなので、妊婦さんにも胎児にも安心できます。2つセットで、2種類の味を楽しむことができます。
・ヨーグルト用のやわらか 梅ジャム 無添加 960g(160g×6個)
収穫料が少ない貴重な梅を使ったヨーグルト用の梅ジャムです。桃の木に接木した梅からできたという、珍しい経緯がある名産品です。
まとめ
梅ジャムは妊婦さんが食べても問題ありません。
梅に毒素が含まれているといわれるのはアミダグリンがあるためですが、生の若い青梅を食べない限りは人体に影響はないです。
梅ジャムに限らず、他の梅関連の食べ物も妊婦さんも安心して食べることができます。
梅に含まれるクエン酸は疲労回復に効果があり、オレアノール酸は糖の吸収をさえて高血糖を予防してくれます。
塩分の取りすぎには注意して、美味しい梅ジャムや梅関連の食べ物を食べてみてください。
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